英文解釈に必要な用語たち
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直接話法・間接話法・描出話法
直接話法とは、人や自分の言葉をそのまま伝える言い方。
間接話法とは、人や自分の言葉を自分の立場から伝える言い方。
例
直接話法: He said, "I have a good idea."
間接話法: He said (that) he had a good idea.
「彼は、いい考えがあると言った」
直接話法: She said to me, "I saw your mother at the supermarket."
間接話法: She told me that she had seen my mother at the supermarket.
「彼女は私に、スーパーであなたのお母さんを見かけたわよ、と言った」
描出話法とは、直接話法と間接話法の中間的な話法であるため、中間話法とも呼ばれ、ある人の発言や考えたことを、伝達者の言葉のように述べる言い方。時制の一致や代名詞の用い方は間接話法と同じであるが、それ以外はほとんどそのままの形(直接話法のように)で表し、また She said 〜 というような表現は用いない。小説などの中でよく用いられる。
例
She carried the dress to the window. It was torn. Someone had torn on the skirt. She would mend it. She would wear it tonight.
太字の部分が描出話法で書かれています。
「彼女はドレスを窓際に持っていった。それは破れていた。誰かが裾を踏んだのだった。自分で直すわ。今夜これを着るわ、と彼女は思った」
この部分を直接話法・間接話法で書くと、
直接話法: She said to herself, "I will mend this. I will wear it tonight."
間接話法: She thought that she would mend it and she would wear it that night.
となります。